【ブータンの染料で染める】リュウキュウアイの生「茎」染め
ブータンで使う藍はリュウキュウアイです。
生葉染めはブータンの伝統的な染色方法ではありませんが、試してみました。
また「リュウキュウアイは茎にも色素があるか?」の実験です。
リュウキュウアイの茎を16グラム。2回に分けてミキサーにかけ、1.2リットルのジュースを作りました。
ジュースを水で絞ってからシルクの糸(約8グラム)を入れました。ジュースの色がちょっと薄いかな。
1分くらいするとだんだん青くなってきます。藍染めっていうと、液の中では黄色っぽくて、液から取り出して水に浸したり空気に触れさせて青く変化するイメージですが、生ジュースのときには液の中で青くなってきます。10分浸しました。
水で洗うと綺麗なスカイブルー。
これでも良かったのですが、少しだけムラができてしまったので、もう一度、リュウキュウアイの茎15グラム、水1.2リットルで同じ作業をしました。
色も濃くなってきたみたい。しっかり染まりました。
リュウキュウアイは葉だけでなく茎にも色素があることが分かりました!
よく染まるので、違う糸で染めてみたくなりました。余っていた葉と茎41.5グラムを1リットルのジュースにします。
濃いリュウキュウアイジュースの中にエリ蚕の紬糸(ブータンでは「ブラ」と呼ぶ、代表的な繊維素材です)9グラムと、ラムウールの糸10グラムを10分浸しました。
どんどん青くなっていきます。
エリ蚕糸(ブラ)は、さきほどのスカイブルーとは違う「青」になりました。
ウールは優しい青。
糸によって染まる色が違うのも面白いです。