【染色遊び】失敗 (;_;) 琉球藍の乾燥葉、全然染まらず・・
琉球藍の乾燥葉を染めてみたのですが、全く染まりませんでした!
最初の捨てた液に色素が出てしまったのか・・・・それとも、2番めに煮出した液に本来出るはずの色素が出なかったのか・・・。
失敗の記録です。
琉球藍の乾燥葉19.5グラム、水3リットル。
蓼藍と同じように10分煮て最初の液を捨てました。
(後で色々検索したところ、お湯に浸して葉を揉んで黄色みを出しても良いようですね)
水から入れて沸騰直前は黄色。予想通りです。
でも、その後はどんどん赤味が出てきました。今思えば、これは熱によって赤く変化したインディゴ(インジルビン)なのでは?蓼藍よりも琉球藍のほうが、早くインディゴが溶出してしまうのでしょうか?これを捨ててしまったことが染まらなかった原因かな・・・。
10分加熱後葉を取り出しました。
同じ葉に水を入れて加熱。灰汁を入れてpH10にし、ハイドロの代わりにブドウ糖20グラムを投入し、約10分加熱しました。
葉を取り除くと液は茶色。ここに色素はあるのだろうか・・・・という色です。pHをチェックするとpH8に変化しています。灰汁を足してpH10にしました。
染まらなさそう・・と思いながらも、羊毛、アルパカ、アクリル混の糸70グラム、2綛を入れてみました。5分ほど浸しました。
水で洗うと見事に染まっていませんでした!!
ブドウ糖がうまく還元できなかったのかも知れないので、ハイドロを入れてみました。色素があればハイドロで還元されるはずです。
若干青くなりました。でもインディゴ色素はほとんど溶出していない状態のようです。
琉球藍は蓼藍と少し取り扱いが違うのかも知れません。
来年また琉球藍を育てたら、今度は1回めの捨て液は高温で煮出さないようにします。また液を捨てて再び煮るときには、高いpH12くらいにしてから加熱すると、染めたいときにpH10くらいになっているのかと思いました。
今回の糸は、この後で琉球藍の沈殿藍ペーストで綺麗な濃い青に染めました。