【ブータンの染料で染める】ブムタン地方限定の韃靼そば粉。優しい黄色に
ブータンの中央部、寒冷なブムタン地方はウールの産地。そしてお蕎麦の産地でもあります。
ブムタンで黄色を染めるときには、ウコンと一緒に韃靼そば(普通そばじゃなくて韃靼そばです)の粉を入れます。
韃靼そばだけの黄色ではブータン的色彩感覚にしては弱いので、単独で染めることはありませんが、今日はその色を見るために単独で染めてみます。
濾せないのでそのまま入れます。そば粉12グラム、水1リットル。3分くらい沸騰後に加熱を続けてみました。トロっとしています。糊付け??
明礬で媒染しておいたウール糸を入れます。すぐに綺麗な黄色に染まりました。再沸騰したら火をとめて10分ほどおきました。
洗って乾かした糸。優しい黄色です。
心配しましたが、粉はちゃんと洗い流せたのでバリバリししませんでした。
ブータンではこのそば粉100%で太めのスパゲティくらいの太さの麺にして、茹でてから熱した油、塩、ごく少量の唐辛子粉、そして山椒をたっぷり効かせて食べます。ネギや炒り卵を入れるとごちそうに。パンケーキも美味しいです。
今度、韃靼そばを使った染色ワークショップもいいなぁ。放冷している間にパンケーキを焼いてブータンから持ち帰ったはちみつをつけて食べるの楽しいと思うけど。