【ブータンの染料で染める】ウコンで糸は黄金色に。キッチンはカレーの匂いでいっぱい
ウコンもブータンの伝統的な染料のひとつです。
光で退色しやすい色ですが、ハイノキ属の葉を煮て媒染すると糸が薄い黄色になるので、退色を目立たなくしてくれているのかも知れません。また、綿の産地のペマガツェルではアカネを少し加えていました。ウールの産地のブムタンでは韃靼そばの粉で黄色味を足していました。
今日は素直にウコンだけで染めてみます。
ネットで取り寄せた200g。う〜ん、残った分は食べるのかぁ。まあ、胃腸に良さそうだし。。。
どのくらい使ったらいいかわからないので、とりあえず30gを少量の水で溶き、2リットルのウコン液を作りました。でも、いきなり入れてもすぐに溶けるので大丈夫みたい。
粉なのですぐに色は出るため、あまり煮出し時間はとらなかったです。5分くらい沸騰させたら火を止めて漉しました。
とても細かい粉だったので、布に目詰まりして大変でした(汗)。少しおいて沈殿させて上澄みを取るほうがよいかも。
水を1リットル加えて3リットルにし、あらかじめ0.2%の明礬で媒染しておいた糸(ウール、絹、エリ蚕糸合計49グラム)を入れました。
すぐに染まるので、5分くらいでいいかなと思いましたが、沸騰させて15分ほどおいてから洗いました。
輝くばかりの黄色です。カレーの匂い・・・ああ、また旅に出たい・・・・。
退色がどの程度のものなのか、、、ですが、光に当てすぎないようにはしつつ、少しずつ色が褪めていくならそれもアリなんじゃじゃいかなとも思います。ブータンの織物は古いものもいい雰囲気です。