シェムガンの葉っぱのお皿・ブータンの暮らしの知恵

2012年3月のアルバムから。

ブータン南部のシェムガン、ティンティビから少し入った村を訪問。竹わっぱの作り方を見せてもらいつつ、山菜料理をいただきました。とっても便利な葉っぱのお皿、ナガランドで納豆を包んでいたクズウコン科フリニウム属(Phrynium)と同じ仲間だそうです。

そういえば、シェムガンの別の村で道なき斜面を歩かされたとき、丸っぽい葉のこの植物が斜面一面に生えていたのを思い出しました。

 

お皿

葉っぱのお皿の作り方。まず後ろ向きにします。

お皿

端をこんなふうに折って舟型にします。折ったところは細い竹の棒などを刺して留めます。

お皿

美しい立派なお皿の出来上がり!
赤米のご飯、とうもろこし入りご飯、干した豚肉、油で揚げたゆで卵、左端はなんだろう・・・・。

ヤマイモ

シェムガン名物のヤマイモ。野生の芋を掘るのは重労働です。食料が豊富になった今も、この味が忘れられなくて時々掘って食べるそうです。右はダッタンソバのパンケーキ。

竹

この家の主です。物置には大小様々な竹がおいてありました。

シェムガンの村

このおうちにお邪魔しました。昔ながらの暮らしがブータン南部にはまだ残っていました。