ブータンの旅 ハの農家でバターと郷土料理 ふつうの暮らしがおもしろい

名所めぐりの旅に「ふつうの暮らし訪問」を加えてみませんか?
ヤクランドの「初めての方おすすめ定番コース」では、「ブータンの人が食べているものをブータンの人が食べるようにいただく」食事を1回だけいれています。みなさん大丈夫かな・・・と、ちょっと心配なのですが、ほとんどの方が「美味しい!楽しい!」と好評です。そんな私達にブータンの人たちも喜んでくださって、心が通うウルウルな旅の思い出になっています。

ハの谷とっても静かなハの谷。いわゆる有名な観光地がなくて訪れる人が少ないのですが、ヤクランドの旅では「次回はハだけに一週間くらい滞在したい」という方も多いのです。

バター作り

ハの農家で自家製バターの作り方を見せていただきました。(私達もチャレンジしました)右の筒で撹拌を続けるかなりの力仕事。バターやチーズは日本のお味噌やお醤油のような存在です。ホテルでもブータン料理は出されますが、インドから輸入した素材で味付けも外国人向けです。ブータン料理が一番美味しいのはなんといっても家庭料理です。

バター

綺麗な黄色のバターの出来上がり。真ん中の模様は仏教のシンボル。小さな塊は仏壇にお供えします。新鮮なバターを試食。さっぱりしていました。

ヒュンテ作り

ハの郷土料理ヒュンテ作り。皮は小麦粉と蕎麦粉。昔は小麦粉が手に入らなかったので蕎麦粉100%だったそうです。ハだけの大晦日が毎年12月の中旬にあります。そのときにこのヒュンテをとってもたくさん作って訪問しあって家々の味を楽しみます。都会から帰ってこられない家族には段ボール箱いっぱい送ります。中につめているのは、蕪の葉。えごまもたっぷり。香ばしいです!!

ハ地方の郷土料理

右上の餃子のようなものがヒュンテ。これはあらかじめ作っておいてくれたもの。型を使ったモダンな?形です。ヒュンテは縁起をかついで奇数個ずつ茹でますが、そのまま食べてもいいし、油で揚げるともっと美味しいです。お米は赤米。ハではお米は穫れないのでパロから買ったもの。飴色の干し豚肉の脂身。最高のごちそう!一緒に煮た大根は毎回大好評です。

床に座っていただく

ブータン式に床に座って(ほんとうはあぐらをかきます)手で食べてみました。スプーンも用意していますし、膝が痛い方には椅子もありますので、あくまでも無理せずに。でもみんながんばって手で食べてましたね〜。

ブログを書いているうちにまたハにヒュンテを食べに行きたくなってきてしまいました。ヒュンテが美味しいのは冬なんです。みなさん、冬のハに行ってみませんか??