【染色遊び】クスノキでサーモンピンクに染まりました

忘備録です。

クスノキの残液をいただいたので、使い古しのタオルと台布巾を染めてみました。

色が出なさそうなクスノキの葉と樹皮を煮出して、その液を2つのバケツに交互に入れ替えて空気を含ませるとどんどん赤くなっていくのは感動でした。最初は樟脳の匂いが充満しましたが煮出し続けるうちに不思議と匂いがなくなりました。

残液で染めてみました。今日の気分で・・・ムラにならないように水につけるかわりに、加温しない残液に浸しました。
写真だとオレンジ系赤に見えますが、ボトルに入れて持ち帰ったときは桑の実のような色でした。

クスノキ染め

 

明礬で媒染した後に、液を加温して沸騰して2分くらいで火を止めてそのまま冷めるまで浸しておきました。酸性にしたら染まり方が違うかな?と思い、液を半分に分けて、片方に酢を加えてpH4にして比較しました。染めているときには酸性にしたほうが色の入り方が断然よかったし、色味も明るくなったのですが、結果はそんなに大きく変わりませんでした。右が酢をいれたもの、左が入れないもの。

台ふきん

 

分けた液を合わせて明礬の先媒染でタオルを染めてみました。(右)
だいぶ液は薄くなっていましたが、まだ行けそうだったので鉄の先媒染でもう1枚染めてみました(左)。写真は紫に見えるかも知れませんが、実際は青みのあるチャコールブラウン、上品でいい色です。

タオル