【吾野の自然】<シダ> 裏表逆に見えるリョウメンシダ

シダ10種類観察チャレンジの7個目!
久しぶりに分かりやすいシダでホッとしています。

リョウメンシダ オシダ科カナワラビ属 Arachniodes standishii

遠目からも美しいレースのようでよく目立ちます。近づくと背骨のように軸が上に出ていて裏表が逆のように見えました。

リョウメンシダ

 

株元

リョウメンシダ

 

全体の姿

リョウメンシダ

 

表は羽軸が浮き出ていて、小羽片はそこから下向きについているので、裏のようです。

リョウメンシダ

 

裏は小羽片が盛り上がっいるので表のようです。

リョウメンシダ

 

小羽片の形の変化。右側は若いもの。それが大きくなると左のように分離しています。

リョウメンシダ

 

葉柄の基部の鱗片

リョウメンシダ

 

葉軸にはほんのわずかに鱗片が見られるが、全体的にはツルツルしている

リョウメンシダ

 

ソーラスは全体としては下のほうについています。羽片の先端にはつかず、葉軸に近いところにかたまっています。

リョウメンシダ

 

ソーラスの並び方

リョウメンシダ

 

拡大。感動です!まさにこれから胞子を飛ばそうというタイミングでした。しばらく見ていましたが、環帯がクルっとバネのように胞子を飛ばす瞬間は見られませんでした。

リョウメンシダ