ラックの養殖|東ブータン染織の旅

東ブータンの旅(2019年10月)で、ラックの養殖を見にウズロン村を訪ねました。
We visited Uzrong village in Eastern Bhutan in October 2019.

メインロードからはずれて1時間。それでも、道路で村まで行けるってとっても有難いです。


この家を訪ねました。手前のトウゴマの木は特に利用していないそうです。

ラックの親木。10月は収穫の季節。私達が行く前に収穫を終えていましたが、少し残しておいてもらいました。

木に登って枝に付着したラックを、枝ごと切り落とします。

枝の周りにラックがついているの、分かりますか?

今度は、別の木へ。これは再びラックを育てるための「種」ラックを養殖する木です。

細い枝にラックがついています。この中から幼虫がでてきたら、新しい木の枝に移してあげます。

赤い1ミリにも満たない小さな点が枝の表面についていました。カメラの顕微鏡モードで撮影してみると、たしかにカイガラムシの形をしています。

これは、枝に付着したラックの断面。ぷくっとした母ラックが見えます。

かつては盛んに行われていたラックの養殖ですが、どんどんやめてしまって、今は3人だけになってしまったそうです。
種ラックを育てていたので、来年はおそらく見らるようです。
来年(2019年)の9月に同じツアーを企画します。