ブータンのカード織りの帯:ジャンダップと房ZOOMクラス最終回

 

ブータンの織名人ジャンベさんにカード織りの帯の織り方を教えてもらう、1月9日(土)オンラインクラス4回目、最終回を迎えます。

In the last online class of Bhutanese cardweaving by Aum Jambay, we will focus on Jangdrap ( fastening edges ) and fringes.

ジャンベさんがゲンパカップ村に里帰りして、子どもたちがお母さんから織りを習う様子や村の暮らしをレポートしてくださる予定でしたが、全国一斉ロックダウンで里帰りができなくなってしまいました。

そこで、内容を変更して「ジャンダップ」と「房」をテーマにします。

「ジャンダップ」は「端留め」という意味で、織り始めと織り終わり1センチくらいのところに、横一本の線を引くように織り込むものです。

見本の帯
やや複雑な模様の見本を草木染めの糸で織ってもらいました。矢印のところがジャンダップです。
ジャンダップ拡大
ジャンダップ部分を拡大
ジャンダップ
ジャンダップが入るとブータンの織物らしくなります

ブータン流の「房」の撚り方も面白いです。適当にやる人も多いのですが、きちんとした方法で撚るとやっぱり真っ直ぐで美しいです。帯を見るときには房にも注目です。

房を撚る
ちょっとしたコツで綺麗な房になります

参加してくださった方が皆さん熱心でジャンベさんやお嬢さんのヌモさんも刺激されています。ヌモさんはこのロックダウン期間中に1本帯を織り上げて、2本目を織っています。綺麗な模様の写真を送ってくださいました。

仏教模様
ヌモさんが織っている帯。仏教の金剛杵模様、綺麗ですね!

皆さんが、ブータンのレントゲンフィルムを使ったカードにとっても興味を持ってくださったので、もし時間があれば作り方をお見せしたいと、レントゲンフィルムも手に入れたそうです。ああ・・・また時間オーバーしそう・・・。

カード織り
型紙のサイズに合わせてレントゲンフィルムをカットする

今回参加できなかった!という方、オンラインクラス第2回目と、中級クラス編も検討中です。やってみたいという方はぜひご連絡くださいね!
もっとたくさん織ってみたい方のために、ジャンベさんに初心者でもチャレンジできる小さな模様の見本を織ってもらいました。モチーフの見本集もこれから作っていきたいと思っています。

模様見本
少ないカードの枚数で織れる模様見本を作ってもらいました