【ブータンのカード織り】平整経続き。試し織りしてみました。
輪状整経の応用で平整経をして、その続き。織ってみます。
クランプを並べて取り付けます。
整経した糸に棒をかけます。かける場所は、整経していたときの左端です。
その棒をクランプにかけます。
即席バックベルト。使い古しのタオルに紐を通す部分をつけました。1mの紐を通して輪にしましたが、実際に使ってみるとタオルが長いこともあり、紐は半分の長さでも十分だと思いました。80センチの長さの棒を3本用意しました。
こうなります。モデルは小梅(シャオメイ)君。
小梅と交代して自分で座ってみたら、テーブルの台が動いてしまいます。(当たり前 ^^; )
そこで、クランプを逆さまにしてテーブル本体につけて、テーブルの足に自分の足をあてて軽くつっぱるようにしてみました。
カードの向きと色の並びを整えて織り始めました。糸の色を変えたことで、糸の動きがよく分かります。
片面縫取織りのときには、重なった上の糸だけをすくいますが、そのことも糸の色が違うとよく理解できます。
ナナメになった糸の向きなどもよく見えて面白い。
カードの上の糸がよじれてくる様子も一目瞭然。
ただ、最初にカードの向きを揃えるときに、ちょっと糸が目にチカチカして難しく感じました。すぐに慣れるけど一瞬戸惑いました。
また、カードの向きが1組ずつ向かい合わせのときにはちょうどよかったのですが、途中からカードの向きを同じ方向にしようとしたら、糸の色の順番が隣のカードと合わなくなりました。そうするつもりのときには、整経方法も考えないといけないことが分かりました。
しばらくすると、こたつでは低くて織りにくいのでテーブルに取り付け直しました。
そのときに、上の棒を抜いて、また入れ直したら失敗してごちゃごちゃになって苦労しました(;_;)
角度が変わり、全体が浮き上がってしまうような感じになったので、タオルの腰ベルトを下げてお尻の下に敷くような感じにしたら安定しました。
あれこれいじりまくっているうちに、織り進んできたので、織った部分を少し巻き取る必要が生じてきました。
これは今の状態。
同じ長さの棒を写真のように合わせます。棒の長さは80センチ。若干短くても良いかも知れません。でも短いと紐が外れるので注意。
棒を前に回して織った部分を巻いて行きます。
紐を写真のようにかけます。
紐の左側を矢印の方向にぐるぐる巻きつけていきます。(反対側も同様)これだけだと、手を離すとまた手前に転がって元に戻ってしまいます。
そこで、3本目の棒を使います。下の紐に載せるように3本目の棒をおきます。
3本目の棒に、下側の紐を矢印のように一巻きします。これがストッパーになり、棒が手前に戻ろうとしても動かなくなります。
最初、刀杼がわりに30センチのものさしでやっていて、途中からブータンの刀杼に変えたら打ち込みの力が変わって幅の狭いキツキツに織れてしまいました。そのあたりのコントロールも宿題です。