【キシュタラ】ちょっと古い、とっても可愛い織物
今日のZOOMクラスでとりあげた「キシュタラ」。ブータンの女性の衣装の中でも、白地に片面縫取織りをほどこしたものを「キシュタラ」という。
ジャンベさんのお店にあるキシュタラの写真を見せていただいた。
売ろうと思っておいていたが売れず、今はもう手放したくないそうだ。もう手に入らないから。
ヌモちゃん(ジャンベさんのお嬢さん)はこのキシュタラが大好き。
昔は織る人の気分で模様を織った。模様がいろいろ。気まぐれさも感じるし、間違えもある。
今はちゃんと最初に考えて織る。
3枚接ぎ合わせたときに、模様のラインが同じ高さにない。
今はデコボコしているとクレームになるので、きちんと合わせるように段を数えて織る。
昔は糸が太かった。このキラは地糸はコットン。模様糸はアクリル。
今は、高級織物なら総シルクが定番。
このキシュタラを見ていると、織った人の気分がそのまま伝わってくる気がする。楽しかったんだろうな、とか。
ヌモちゃんと同じことを感じた。
この布、いいなぁ。好きだな、と思う。
今度ブータンに行ったら、ジャンベさんから借りてきて、ブータンの布の小さな展示会をしてたくさんの方に見ていただいて、もし同じ気持ちになれたらすごくしあわせ。