ブータンのシャクナゲ 2008年GWの写真から Rhododendrons of Bhutan
写真を整理しています。2008年にはブータンの西から東へ走る旅、シャクナゲの当たり年でたくさんのシャクナゲを見ることができました。その一部の写真です。
ブータンを東西に分けるペレラ峠(3360m)の付近はシャクナゲの多いスポットです。
ブータン固有種のRhododendron kesangiaeも見られます。ピンク色の大きな花がとても華やかです。
R.hodgsonii もピンク色の大きな花ですが、幹を見るとツルツルしているので見分けがつきます。
深い赤い色のR.thomsonii はフォブジカ谷の入り口に群生していて、蜜を吸いに来たタイヨウチョウが見え隠れしていました。
R. cilliatum は咲いている場所が限られています。フォブジカ谷の小学校の近くに咲いています。
R.falconeri も巨木、白いおおきな花、ゴワゴワとした感じの葉、存在感のあるシャクナゲです。
トンサのゲストハウスの庭に、香りの良いR.edgeworthii が植えられていました。
こちらも香りがよく、ふんわりと優雅に揺れるシャクナゲ R.griffithianum
ブムタンからさらに東に行くとトゥムシンラ峠(3740m)があります。シャクナゲの保護区になっているだけあって、珍しいシャクナゲが見られました。
峠の一番高いところに大木ではないけれど、クリーム色の豊かな花を咲かせていたシャクナゲはR. wightii でしょうか?
こちらも峠の頂上付近に咲き始めていたもの。ふわふわの毛に覆われていたので、 R. lanatum だと思いましたが、どうでしょう?
同じものを裏側から見たところ。鉄さびのような色ですが、柔らかい獣毛です。
これはお手上げ。雑種?それとも名のある方でしょうか?
峠のやや手前に、いかにもシャクナゲという感じの赤い花がたくさん咲いていました。でも、花柄も葉柄もとっても短くてちょっと窮屈そう。寸詰まりの R.succothii
ベルのような形のR.cinnabarinum ブータンではあちこちで群生している種類です。オレンジ色のものも多いです。
これもよくわかりませんでしたが・・消去法でいくと R.tsariense かな?ブムタンに近いところです。
矮小化していて毛に覆われていて、R.pendulum のように見えるけど、自信ありません。
R.keysii たぶん最初に覚えたシャクナゲ。細い上品な筒型の花
ペレラ峠を越えたあたりからずっと3000m前後の道路脇に咲いていた、控えめでかわいらしいR. virgatum
トゥムシンラ峠を越えてからも違う種類のシャクナゲが見られました。
まだまだわからずにそのままのものもあるので、もう一度ブータンのシャクナゲをしっかり見に行きたいな、と思っています。