ブータンの手織布&お話(大阪)そのココロ

3月3日から大阪の箕面市にある「けんちくの種」さんで
ブータンの手織布の展示をさせていただくことになりました。

大学時代に過ごした箕面ということもあって私もワクワクしています。

世界の手仕事布をめぐる旅展 vol 1
ブータンの手織布~シャクナゲの花のように美しく~
2018年3月3日(土)~3月18日(日)11:00~17:00
*会期中お休みはありません。ブータン・ティータイム中は一時的にcloseとなります。

ブータン・ティータイム(要予約・各回10名様)
ヤクランド久保淳子のブータンの村々をめぐるトークの旅
   ※3日、10日、11日は満席となりました (2018.2.24現在)

3日(土)”王家のために布を織る”ゲンパカップ村へ
4日(日)超急斜面の綿畑トンサ村滞在記(with SOWナラサキシノブ)
10日(土)ラック、アカネ、リュウキュウアイ
11日(日)遊牧民ブロクパ族を訪ねてサクテン谷へ
参加費 1500円 (お飲み物+ブータンのお菓子付)

けんちくの種 大阪府箕面市桜1-13-32(阪急箕面線牧落下車徒歩5分)
tel : 072-734-6343   メールでのお問合せ・ご予約はこちらへ

シャクナゲの花束

~シャクナゲの花のように美しく~
ブータンに5月頃に行くと10mもある大木に咲くシャクナゲがとても綺麗。上の写真ではピンクの大きな花はもちろん、レモンイエローの爽やかな花もシャクナゲです。
東の山奥の村で「シャクナゲのように綺麗な色になりますように」とお祈りをして糸を染めていたのが忘れられません。

イラクサ織り

素朴な織物も見てくださいね
私はイラクサやヤクの毛のような素朴な織物も大好きです。棒を立てただけの織り機で織るブータン人の知恵とワザにはほんとうに感服してしまいます。

ブータン・ティータイム1.「”王家のために布を織る”ゲンパカップ村へ」(3/3 土)

昔から織物が盛んで”王家のために布を織る”とまで言われたゲンパカップ村との出会いと感動をお話します。なんたって、見てください!このロケーションなのです!!

最初に行ったのは2013年の冬。道路がやっとできた・・といっても車は走れずトラクターの荷台に揺られて行きました。もうブータンの織物も廃れてきた・・と思っていた私は、ゲンパカップの中学生が当たり前のように最高級の布を織る姿を見て「今までブータンの何を見てきたのだろう」と目が見開かれる思いでした。

細い模様糸を織り込んでいく手元。ティータイムでは動画でご欄いただく予定です。ゲンパカップのお話は、他のティータイムの日にも少しだけお話させていただきますね。

ブータン・ティータイム2「超急斜面の綿畑トンサ村滞在記」(3/4 日)


ブータンからは綿花栽培は完全に消滅した・・・と思いきや、外国人観光客が行かないような村にまだ残っていました!一昨年の夏、テントに泊まり、村人とディープに過ごした3泊4日の滞在記をSOWナラサキシノブさんと熱く語らせていただきます!

綿摘み、糸紡ぎ、染め・・と何をするにも村の女性たち全員で見せてくださり、そしていつも大笑い。彼女たちにまた会いたいなぁ・・・。ちなみに左の男性は村長(当時)

あの村に行くためにはるばる日本から来たのねぇ・・・ 感慨深い旅でした。
トンサ村はまるで20年前のブータンにタイムスリップしたようなところ。納豆もありました。

ブータン・ティータイム3「ラック・アカネ・リュウキュウアイ」(3/10 土)


日本で染色をしている人がブータンの染色を見ると、その大胆さにぎょっとするか、これでいいのね~と喜ぶかどちらかですね。山から採ってきたり、庭の隅に植えている植物やラックカイガラムシなどの自然の染料を大量に使っておおらかに染めます。

このロープみたいなもの分かりますか?染色をされている方には信じていただけませんが「アカネ」です。根じゃなくてツルの地上部を使うのです。いい色がでますよ!

ブータンの藍はリュウキュウアイです。これは生のアイの葉を叩いて灰汁を入れてしばらく放置、糸を入れてさらに数日間放置してゆっくり染めたもの。他にもユニークな染め方があります。ブータンの伝統の染めと、染めた糸で織った織物をご紹介します。

ブータン・ティータイム4「遊牧民ブロクパ族を訪ねてサクテン谷へ」(3/11 日)


東部山岳地帯サクテン。一昨年初めて訪れて、私はサクテン谷が大好きになってしまいました。いてもたってもいられず、昨年の5月には一人でサクテンに5日間滞在して今ますますSakten my Love !
ブータンの他のところでは見られなくなった、羊やヤクを飼い、糸を紡ぎ、機織りをして自分たちの衣服を作る・・その日常がサクテンには今もあるのです。


ブロクパ族といえば、5本の尻尾のついたヤクのフェルトの帽子。このチャーミングな帽子の作り方、ティータイムでは動画でご説明します。


サクテンの人たち、みんなとっても優しかったです。この写真はヤクを連れて夏の放牧地に移動する人たち。お酒を注いであげているのが私です。どうぞよろしく!大阪でお会いしましょう!(ティータイムの日の4日間在廊しております)

ご予約・お問合せは

けんちくの種 大阪府箕面市桜1-13-32(阪急箕面線牧落下車徒歩5分)
tel : 072-734-6343   メールでのお問合せ・ご予約はこちらへ