ドライバーは組紐の先生 Mr. Driver, Braiding master (Tibet)

8月のチベットの旅は、チベットという特殊な場所がゆえに家庭訪問が許されず、染織の旅としては見られなかったものが多かったです。Though we were not able to visit local houses to see weaving in Tibet, our textile tour was very memorable one.That is all because of the sweetest guide and driver. Moreover, our driver was expert of braiding, we had braiding lesson from him.

それでも、とっても楽しかった。なぜだろう?それは、本当に本当にこんなにいいガイドさんとドライバーさんには会えない、というような人に恵まれたからだと思います。そして、何とドライバーのパンデンさんは遊牧民の出身なので、何でも自分で作れるし、組紐の名人でした。
それが分かったツアー4日目、町で毛糸を買ってホテルで組紐教室。こんな展開になるとは思っていませんでした!

組紐を教えるドライバー

パンデンさんの指の動きをみて理解しようと「白と白ね、黒と黒ね・・」と私達が言うのを聞いて、パンデンさんもその真似をして「シロトシロネ、クロトクロネ・・」意味が分かって言っているかどうかは不明ですが、発音上手です。私達の距離はぐっと近づきました。

ドライバーが作ってくれた組紐

組紐の模様によって名前が違うそうです。サンプルをいくつか作ってくれました。

ドアの組紐飾り

チベットといえば十字絞りやウールの織物のイメージでしたが、こうしてみると、実は組紐文化のところでもあるんですね。ドアには組紐の立派な飾り。このミニサイズのストラップもたくさん売っていました。

私達が大喜びするのでパンデンさんも張り切って、私達だけならきっと見落としていただろうことも、たくさん、たくさん見つけて伝えてくれました。

ヤクのヨーグルトをパリ(パン)にのせて食べる

これは楽しいピクニック。ヤクのヨーグルトの食べ方を教えてくれています。このヨーグルト、とっても濃厚、クリーミー、美味しかった!

ガイドのパチューさんとドライバーのパンデンさん

ガイドのパチューさんにお願いして民族衣装を自宅から持ってきてもらいました。民族衣装を来てくれたパチューさんとドライバーのパンデンさん。素敵です。

お別れにドライバーからカタをいただいた

最終日、空港でお別れするときに、パンデンさんが私達ひとりひとりに白いカタをかけてくださいました。ポケットマネーで買って用意してくれていたんですね。こんなの初めてです。ウルウルしてしまいました。

チベットにまた来たらドライバーを頼もうと、「名前と電話番号を書いてください」とチベット語ですらすら言えるように前の日から練習しました。ちゃんと通じましたよ!ノートに書いてもらったので、次のツアーもパンデンさんにドライバーしてもらいたいです。こんな出会いがあって、チベットが大好きになりました。