旅の話 アルナーチャル、ウェアラブル・チェア Arunachal Brokpa’s wearable chair

4月のアルナーチャル・プラデシュ州の旅では、ディランから日帰りでブータンに近いブロクパ族の村を訪ねました。
国境を挟んでブロクパたちはブータンにもアルナーチャルにも住んでいたんですね!
一軒の家を訪ね、いろいろな生活道具を見せてもらいましたが、鈎のついた小さい椅子が印象的でした。 We visited a Brokpa’s village in Arunachal Pradesh which located close to Bhutan border.  I liked their small  wooden chair with a hook.

ヤクの乳搾りをするときに使う椅子なのだそうです。
鈎を服のベルトにひっかけて椅子を吊すと両手が空きます。
Hang the chair on the back so both hands are free. It is convenient for milking yak.

そのままちょうど良い具合に座れます。仕事が終わったら立ち上がって両手でミルクの入った桶を持っていけますね。よくできていて安定もよいです。

この家を訪ねました。冬の集落です。もうほとんどの家はヤクを連れて放牧に出ていました。
The house we visited.

村には数頭のヤクがいました。きっと放牧地にはいっぱいいるんだろうなぁ。
でもまだ草はそんなに大きくないので、ヤクたちはお腹いっぱいには食べていないかも知れません。夏の牧草地で、この椅子を使って乳搾りをするのをいつか見に行きたいと思いました。