【報告】ブータンの茜で染める・ブータン伝統染色を知る

2026年3月7日(土)草木染め作家の山口智佐さんとのコラボイベントを開きました。
とっても楽しかったのでその様子をご紹介します。

Here is a report on my collaborative event with vegetable-dye artist Chisa Yamaguchi.

そめなやさんのホームページ

 

午前は山口さん担当!
ブータンの茜を使って絞り染め。そして、その後、ブータンのラックの顔料を使って型染めでワンポイントをプラス。
私も参加させていただきました。楽しかった〜。

山口さんがアレンジを考えてくださって、単発のワークショップでもこんな綺麗な作品ができるんですよ〜!

We practiced tie-dyeing using madder from Bhutan. Afterwards, we added a one-point stencil pattern using Bhutanese lac dye.

 

茜

 

こちらがブータンの茜。煮出して染液をとった後のもの。まだまだ色が出そう。
茜っていろんな種類があって、ブータンの茜はなんと茎を使うんです!(というか、全身に色素があるのです)
そしてよく染まります。

There are several kinds of madder. In Japan, the roots of Japanese madder are used, while in Bhutan the stems of Bhutanese madder are used.

茜

 

布を折りたたんで、輪ゴムで縛ったり板で締めたりしてから茜で煮染め。この後、明礬で媒染をしてからもう一度茜染液で煮ると色がグッと入ってきました。

The fabric is folded and dyed with madder.

茜

 

ほどきながら水ですすぎます。模様が現れる感動の瞬間!
本を見てこの模様がいいなぁと思ってその通りにやっても、同じ模様にならないんですね。それがまたいいんですけど。

When the folded fabric is opened, beautiful patterns appear. It is very exciting to see.

茜

 

今日はもうワンステップ、スペシャルサービス!
乾かしたら今度はブータンのラックの顔料でワンポイントを刷り込みます。

刷毛に着けすぎないように、と山口さんが指導してくださるんですが・・・。
ちょっと難しかったけど、みんな頑張って上手に型染めできました。

Next, we added a small stencil-dyed motif using lac from Bhutan. It was a bit difficult, but everyone did their best and created beautiful results.

茜

 

ブータンの茜の優しいピンクに、ブータンのラックのしっかりとした臙脂色のポイントを刷り込みます。
型のデザインも何種類かあって選んで使わせていただきました。

茜

 

午後は、ヤクランド担当。ブータンの染色やそれにまつわるブータンの魅力をスライドや布でご紹介。
ブータンの村では茜で染めた(染まるのは外側の殻だけです)卵が特別なお客様へのおもてなしです。

In Bhutanese villages, there is a custom of welcoming important guests with boiled eggs dyed red with madder.

茜

 

ついサービス精神が止まらなくなってしまって・・・ブータンのお菓子も作ってきてしまいました。
お供物にするので仏教に関係のある形が多いです。

I prepared Bhutanese cookies for everyone to enjoy.

 

これは前の日にお菓子を作った時の写真。どうやって作るんですか?と聞かれるので載せておきますね。

Many people asked how they were made, so I’m sharing a photo from when I prepared them the day before.

茜

 

スライド写真をご覧いただきました。みなさんブータンに興味を持ってくださって嬉しいです。

We also shared some photos that I took in Bhutan. I’m very happy that the participants became interested in Bhutan.

茜

 

やっぱり現物の織物をご覧いただきたいなぁ、と色々資料もご用意しました。
チョコレートも資料の一つです。さて、何のためでしょう?わかったらエライ!
手前の「ブータンの染織紹介」は販売もしていますので(と、宣伝です)

These are textiles that I brought back from Bhutan.

茜

 

民族衣装のモデルになってくださった方、ありがとうございました。
今日のキラは地色は茜を何回も重ねて染めた糸(ウール)で織ったものです。
ブムタン地方の布です。

Traditional women’s dress from Bhutan. The main color was dyed with Bhutanese madder. The fabric comes from the Bumthang region.

茜

 

男性の衣装は全然形が違うんです。女性と男性の衣装はルーツが違うからなんです。
私のエプロンと同じ柄。赤はラックの色です。

Bhutanese men’s clothing has a completely different form from women’s clothing. The dark red color is dyed with lac.

 

ご感想、いかがですか〜??
午前だけ、午後だけの方、まるまる1日お付き合いくださった方、
みなさん、どうもありがとうございました。

また、染色&旅 でイベントできたらな、と思ってます。
その時はご参加ください!

I hope everyone enjoyed the event!