2024年8月:ブータン里帰り旅5年ぶり-3.「ゲンパカップの女性たち」
2024年8月22日(木)ティンプー
今日もティンプーはいい天気。
本日の目標は、ジャンベさんのカード織り動画を撮り終えること。そうして、あとは遊んで暮らすのダ。
ところで、この窓からの風景。屋根が緑色なのは、そういう決まりがあるから。でも、ジャンベさんの家の屋根は赤い。ペンキを買ってしまったタイミングで緑色屋根のルールができた。罰金云々でもめたけど、ルールができる前に開始したのだからと強く主張して認めてもらったそうだ。いろんなルールが突然できるから、ちょっと大変ね。
朝ごはん。蕎麦粉のパンケーキ「クレ」を焼きました。ブムタンの人たちみたいに上手にはできないなぁ。でも美味しかった。朝から唐辛子たっぷりの辛いおかず。これが蕎麦粉のクレによく合うのです。
ジャンベさんのお家の一階は、本当はテナントに入ってもらいたかったけど、誰も借りてくれないので自分の織物ショールームにしました。古い織物は売らないで小さな博物館にしたいそうです。いいですね。
さて、いよいよ動画撮影。蝶々の模様。いつもは平織りに模様を入れる民族衣装を織っているジャンベさん。カード織りは最近織ってないから、試行錯誤で。図などは見ないで織るので、何度もやり直し。辛抱強い。ヨコ糸が細くて模様が横長になったので、真ん中の菱形の色を変えて目立たなくした。など、アドリブでどんどん変わっていくので、日本人むけの参考動画にならない😅ま、いいか。
こちらは、初心者の練習用の模様。こういう模様が織れると、その組み合わせで複雑な模様が織れるようになります。
お昼に松茸ご飯を炊いてみました。ダシはなかったけど、結構美味しかった。ブータン人も喜んで食べてくれました。
夕方、ヌモちゃんがブッダポイントの通りを散歩に連れて行ってくれました。飼い犬がついてきたので、近所のワンコたちが大騒ぎ。昔と変わっていないなぁ。これでも以前に比べたら犬は少なくなったそうですけど。
ティンプーの夜景です。綺麗ですね。昔を知っていると大都会ですが、山間部の小さな首都です。
ビルがぎっしり立ち並び、その間は細い道路。道路の数が多すぎてかつては住んでいたところでも、道がわかりません。
夕方、ゲンパカップ村出身の女性たちが集まってきました。ボトルに入っているのは地酒、焼酎です。
ゲンパカップ村は東ブータンの中のさらに山の上の奥地ですが、何度か訪れたことがあり、私にも特別な思いがあります。
バターと卵で温めたお酒。卵がアルコール分を吸い込んで卵を食べると強烈。ジャンベさんはベジタリアンなので卵抜きで。飲んで、おしゃべりして、歌って、食べて。ゲンパカップ村の機織り名人たちの集いです。
ティンプーに住んでいる人、たまたま村から出てきた人も。村は空き家も増えてきているそうですが、一方、こうして都会に住む人たちもここで機織りを続けています。彼女たちの織ったものは並外れてクオリティーが高いので高い値で売れるそうです。