ブータン+チベット+アッサム 染織の旅報告書2018年版ができました

カラー70ページ 1部 700円

東ブータンの染織の盛んな村やチベットの旅のささやかな記録です。この地域に興味をお持ちの方や、旅をされる方のお役に立てれば嬉しいです。

1部700円でお分けしております。送料は部数にかかわらず一律100円(差額サービス)
メールでお申込(お名前、ご住所、お電話番号、部数)の上、郵便振替にてご送金くださ
い。ご送金後1週間程度でお送りさせていただきます。

送料:2019年2月20日までにお申込・ご送金いただいた場合無料。それ以降は実費
となります。

郵便振替口座番号 00180-1-34030 加入者名 ヤクランド

最高級の女性の衣装を織るゲンパカップ村

片面縫取織りの図解を試みてみました

ワイルドシルクミュージアムの檜山さんに手伝っていただき、今までの旅で撮影した「エリ蚕」のアルバムを作りました

トンサ村で藍染と泥染めを見せてもらいました

大好きなサクテン

ブロクパの帽子作り。以前見たときとちょっと違います。

チベットの高機。砂川康子さんによる図は貴重です!

杉山美和さんがチベットとブータンの衣装を採寸図で比較してくださいました。さすがプロです!

ブータンのラック染めの染織品、ラック養殖、染色方法をまとめました

ラック研究会の北川美穂さんに手伝っていただいてラックの一生をまとめました

「ブータン+インド・アッサム、メガラヤ州 染織の旅報告書2016年版」700円
「ブータン+北東インド染織の旅報告書2017年版」900円
「ブータンの染織紹介~旅で出会った布と人」1600円

もございます。
こちらをご覧ください。

竹細工のカンパラ訪問の旅、下見写真集 Survey pictures of Bangchung tour 2019

東ブータン 竹細工のカンパラ訪問の旅、下見写真集

2019年8月17日(土)~25日(日)に東ブータンのカンパラ(Kanpala)地区のペイドゥン(Paydung)村に行きます。
カンパラは、「カンパラ・バンチュン」と言われるくらい、バンチュン(竹のお弁当箱)で有名です。他にも作っているところはありますが、クオリティーが高いのはやっぱりカンパラです。

ガイドのキプチュさんが下見に行って写真を撮ってきてくれました。


Google maps  カンパラの位置。カンパラという広い地域の中で竹細工が盛んなのはペイドゥン村
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来年のチベット、青いケシの旅 企画しました!

今年はチベットに2回も行かせていただきました。
なにしろ特殊な地域なので、
自分の中でどう考えたらいいんだろうと
しばらく時間がかかりましたが
そこを通りこしたとき、
チベットは1年に1回くらいは足を運び
ず~っと長くつきあっていきたいところになりました。
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ラックの養殖|東ブータン染織の旅

東ブータンの旅(2019年10月)で、ラックの養殖を見にウズロン村を訪ねました。
We visited Uzrong village in Eastern Bhutan in October 2019.

メインロードからはずれて1時間。それでも、道路で村まで行けるってとっても有難いです。

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遊牧民の糸紡ぎ・チベット染織の旅2018 Spinning Wool, Tibet

今年も染織の旅報告書を作成しています。原稿書きは忍耐オンリーですが、じっくり思い出す作業にふたたび感動を味わっています。
標高5000m近いカローラ峠で遊牧民に糸紡ぎを見せてもらえました。
羊毛を紡ぐスピンドルは緯糸用と経糸用で違うものを使っています。
We met nomad ladies on Carola pass ( alt. of almost 5000m ) in Tibet in our tour August 2018. They were using two different types of spindles, one for warp, the other for weft.

緯糸用のスピンドル。ひっかけるところがありません

緯糸は手でゆるく紡ぎます

手を一杯に広げた長さになったら巻き取ります

経糸用スピンドル 先端にひっかけるところがついています

ブータンのルーツ、ラルン寺(チベット)Visit Ralung Monastery, an origin of Bhutan

今年の7月、8月2回続けてのチベットの旅、チベット高原の雄大さ、仏教と歴史の深さに感銘を受けました。

We had very special time in Tibet. Nature was grate, History and Buddhism were so deep. And we could fulfill our own purpose that was to visit Ralung Monastery, from where the founder of Bhutan, Shabdung Ngawang Namgyal came.

そして、私達のもうひとつの目的「ブータンのルーツ、ラルン寺に行く」も達成できました。

「ブータンのルーツって何?」と思われるかも知れませんね。

実は、ブータンという国ができたのは、17世紀。それほど古くないです。

シャブドゥン・ガワン・ナムゲルというお坊さんがチベットからやってきて諸勢力を統一して建国したのが今のブータンになりました。

偉大なシャブドゥンのミイラは、今もプナカ・ゾンに安置され、毎日食事が供されています。
ですから、プナカ・ゾンはブータンのゾンの中でもとても特別なゾンなのです。

下の地図の点線がシャブドゥンがやってきた経路です。

ドゥク(ドゥルック)派という宗派の総本山ラルン寺。
シャブドゥンはその正当な後継者でした。
しかし、もう一人後継者を名乗るライバルが現れて争いになりました。

身の危険を感じて、ヒマラヤの南へと亡命したのです。

私達は、そのラルン寺に向かいました。今は小さな寺で観光客は訪れません。ガイドも初めてと言っていました。幹線道路から外れて高原の道をたどります。標高は4700mくらい。羊がいっぱいいました。

三角形に見えるのは、真ん中に柱が1本立っていて、その先に祈祷旗を結び付けています。集落もない高原にポツンと小さなお寺が見えてきました。

入口の看板です。

ちょうどお祭りが行われていました。動画です。

ブータン人の巡礼者は来ていないかな?と探しましたが、見つかりませんでした。
最近、ブータン人の観光客にはチベット入域の許可がでないそうです。国境問題のせいかな?

チベットでは文化大革命のときにほとんどの寺院が破壊されました。今のラルン寺も再建されたばかり。まだ工事中の部屋もあります。

その寺の裏の谷を見下ろすと、昔のラルン寺の跡がありました。
シャブドゥンの頃には、きっと栄華を極めていたことでしょう。

もし後継者争いがなくて、シャブドゥンが亡命することもなかったら、ブータンという国もなかったんだなぁと思うと感慨深かったです。

 

ドライバーは組紐の先生 Mr. Driver, Braiding master (Tibet)

8月のチベットの旅は、チベットという特殊な場所がゆえに家庭訪問が許されず、染織の旅としては見られなかったものが多かったです。Though we were not able to visit local houses to see weaving in Tibet, our textile tour was very memorable one.That is all because of the sweetest guide and driver. Moreover, our driver was expert of braiding, we had braiding lesson from him.

それでも、とっても楽しかった。なぜだろう?それは、本当に本当にこんなにいいガイドさんとドライバーさんには会えない、というような人に恵まれたからだと思います。そして、何とドライバーのパンデンさんは遊牧民の出身なので、何でも自分で作れるし、組紐の名人でした。
それが分かったツアー4日目、町で毛糸を買ってホテルで組紐教室。こんな展開になるとは思っていませんでした!

組紐を教えるドライバー

パンデンさんの指の動きをみて理解しようと「白と白ね、黒と黒ね・・」と私達が言うのを聞いて、パンデンさんもその真似をして「シロトシロネ、クロトクロネ・・」意味が分かって言っているかどうかは不明ですが、発音上手です。私達の距離はぐっと近づきました。

ドライバーが作ってくれた組紐

組紐の模様によって名前が違うそうです。サンプルをいくつか作ってくれました。

ドアの組紐飾り

チベットといえば十字絞りやウールの織物のイメージでしたが、こうしてみると、実は組紐文化のところでもあるんですね。ドアには組紐の立派な飾り。このミニサイズのストラップもたくさん売っていました。

私達が大喜びするのでパンデンさんも張り切って、私達だけならきっと見落としていただろうことも、たくさん、たくさん見つけて伝えてくれました。

ヤクのヨーグルトをパリ(パン)にのせて食べる

これは楽しいピクニック。ヤクのヨーグルトの食べ方を教えてくれています。このヨーグルト、とっても濃厚、クリーミー、美味しかった!

ガイドのパチューさんとドライバーのパンデンさん

ガイドのパチューさんにお願いして民族衣装を自宅から持ってきてもらいました。民族衣装を来てくれたパチューさんとドライバーのパンデンさん。素敵です。

お別れにドライバーからカタをいただいた

最終日、空港でお別れするときに、パンデンさんが私達ひとりひとりに白いカタをかけてくださいました。ポケットマネーで買って用意してくれていたんですね。こんなの初めてです。ウルウルしてしまいました。

チベットにまた来たらドライバーを頼もうと、「名前と電話番号を書いてください」とチベット語ですらすら言えるように前の日から練習しました。ちゃんと通じましたよ!ノートに書いてもらったので、次のツアーもパンデンさんにドライバーしてもらいたいです。こんな出会いがあって、チベットが大好きになりました。

チベットから持ち帰った染料で染めてみました with dye staff brought back from Tibet

8月のチベット染織の旅では、思いがけず町のお店で染料を手に入れることができました。これだけの染料を売っているということは、使う人がいるということ、嬉しかったです。
I purchased natural dye staff from a local shop in Tibet which mean there were people who are using those material to dye wool. Though I could not meet them but it was so nice to know.

ネパールあたりから入ってきたらしいアカネ(ブータンと同じ)、たぶんインドで作られた泥藍、ブータンとは違う姿のラック、そしてチベットに生えるチュツァという木。このうちアカネ、ラック、チュツァを買ってきました。

アカネは文句なしの綺麗なオレンジ色、ラックは今までのイメージを覆す藤色、そしてチベットオリジナルのチュツァはとってもコクのある黄色に染まりました。From left to right : silk handkerchiefs dyed with lac, ” chutsa “, and madder.

アカネ madder

これはアカネ。たぶんインドかネパールから運ばれてきたのでしょう。ブータンと同じマンジサアカネと思われます。Madder, most probably brought from Nepal or India. It looks like Rubia Manjith same to Bhutanese madder.

アカネで煮染め dye with madder

煮るだけでどんどん色がでてきてミョウバン媒染で綺麗に染まりました。mordant – alum . madder gives strong bright orange colour.

ラック lac

このラック、お店で見たときにはラックだと思いませんでした。既に色素や蝋分はあまり残っていないので、ラックっぽくないです。I could not believe this one was lac when I saw it at a local shop in Tibet.

炭を煮溶かしているような感じの黒い液になりちょっと心配でしたが、最終的には日本人好み(?)の上品な藤色に染まりました。The solution of this lac was black. With alum mordant, finally I could get graceful light purple colour.

チュツァというチベットの木

チュツァという木、何の木なんでしょう。どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。This dried pieces of wood called ” Chutsa” is original Tibetan dye staff. I wonder what kind of tree it is. Please tell me if you know.

チュツァの染液は赤 Chutsa solution red colour

柔らかいので金づちで叩いて小さく砕き、水に入れて加熱するとすぐに輝くようなワインレッドの液になってきました。本当に色がよく出るので嬉しいです。ミョウバン媒染をしたシルクのハンカチを入れると、液は赤なのに黄色く染まりました。独特の酸味のある臭いがしますが、pHを測ると酸性(pH4)でした。Chutsa gives strong and clear wine red solution. The handkerchief got rich yellow colour.

スピニングパーティーで販売します。アカネ(100gパック650円)、ラック(65gパック350円)、チュツァ(ぴったりのグラムに分けられませんが、30g 450円 グラムによりイロイロ)です。数に限りがございますのでご了承ください。

”本物のヤクのヨーグルト” チベットの旅でブータンを考える Real Yak(Ji)`s yogurt – Learning of Bhutan in Tibet

今年のチベットの旅を通じてブータンをあらためて考えなおしたのは、ブータンにとってとても大事な乳製品のこと。Milk,cheese, butter, dairy products are very important for Bhutanese people. I thought it came from Tibet in the past but I went to Tibet and found the way of using milk is totally different between Bhutan and Tibet.

ブータン人はミルクや乳製品なくしては食生活が成り立たない国で、私はずっとそのルーツはチベットから来たのだと信じ込んでいました。

けれどチベットに行くと同じように放牧しているヤク(←ヤクというのは雄だけですが、まぁ、ここでは分かりやすく・・・)のミルクを利用しているのに、その方法はまったく違っていました。

おもてなしのご馳走にも乾燥チーズ

例えばこれ、農家で振る舞っていただいたおつまみ、真っ白のもの、少し黄色い海綿状のもの、どちらも乾燥させたチーズです。

チーズを乾燥させている

これは庭先でチーズを乾燥させているところ。ちなみに、ここでは牛のミルクを使っていましたが、ヤクのミルクも同じように使います。

中央の一列、全部チーズ

町の店先には、サイズの違うチーズがこんなに豊富に売られていました。分かりますか?真ん中の列、奥のサラサラから手前のゴツゴツまで全部チーズです。粉チーズ状のものは、ツァンパと一緒に捏ねて朝食に食べます。

バターの大きさ、ハンパないです

ブータンでは料理にインド製の菜種油などを使うことが多く、バターは貴重品ですが、チベットではバターの大きな塊が売られていて、本当にバターをいっぱい消費していました。

”本物のヤクのヨーグルト”美味しい!

そして、チベットの乳製品で一番美味しかったのは「本物のヤクのヨーグルト」と嬉しそうにガイドさんが出してくれたこのヨーグルトです!牛のミルクを混ぜていない100%ヤクのヨーグルト、遊牧民から直接買ってくれました。バター分を取り除いていないので、色も濃くて味も濃厚です。ほんとうに美味しかったなぁ~~~。ブータンにもヨーグルト(チベットと同じ”ショ”といいます)はあると聞きますが、あまり作らないようです。食べたことあるかなぁ・・・記憶がありません。

ヨーグルトの食べ方

ヨーグルトをパリというパンに乗せて食べます。お手本を見せてくれているドライバーさん。ヨーグルトをいっぱい食べたいので私はパンの上に載っているヨーグルトばかり食べてしまいました。

ブータンの乳製品文化、チベット由来のものと、ヒマラヤ南部の土着文化由来のものと、実は両方混ざっているんじゃないかと感じました。チベット的と思っていたものが、すごくブータンの特徴があるものだと分かり、新鮮な興味が沸いてきました。

ストライプのパンデン(エプロン)がお洒落!チベット染織の旅 Simply stripe, most beautiful, Tibetan apron ” Panden”

チベット染織の旅(2018年8月)、行く前は「ただのストライプ」と思っていた女性のエプロン・パンデンが、実際にそこに行ってみると、チベットの風土の中で本当に美しく、魅了されました。

Frankly to say, I did not have much interests in Panden or Tibetan apron, as its design is very simple, but when I got there, I noticed that is most beautiful and suitable in the large scale nature of Tibet. I was fascinated with Panden.

ラルン寺のお祭りに来た村の女性

パンデンは縞模様で、その太さ、配色は様々です。昔は社会的にある程度のルール、習慣があったそうですが、今はまったく好みです。年配の女性は落ち着いた色を好むといいますが、明るい色を着けている人もいました。

トゲのある木の葉を食べる羊

チベットを移動中、どこにでもかわいい羊の群れを見かけました。さすが昔からウールの産地として名高いチベットだなぁと思いました。これがパンデンになるのですね。

パンデンを織る織り機

手紡ぎの糸を化学染料で染めて織ったパンデン。600元(約12,000円)くらいします。町では安い紡績糸の機械織りパンデンも手に入りますが、やっぱり高級なのは手紡ぎ・手織り。感触が全然違います。天然染料の染色も最近は復活しているそうです。

門前市場で売られるパンデン

シガツェのタシルンポ寺の門前市場。ズラリと並ぶパンデン。

品質をチェック

広げて品質をチェック。目利きのドライバーさんによれば、このお店のものは品も良く値段もリーゾナブルだそうです。奥さんに買っていました。

巡礼に来た女性。銀のベルト飾りをつけている。手に持っているのはバター

パンデンはふつうのエプロンのように紐で結びますが、地域によってはその上に腰巻状の布を巻いたり、銀の飾りで留めたりします。

立派な銀のベルト飾り!

この銀の飾りは迫力ですね・・・。チベットファッション、実は奥が深いです。