ブータンの食文化/food」カテゴリーアーカイブ

旅の話-アルナーチャルの蕎麦と納豆 Buckwheat noodle and fermented soybeans in Arunachal Pradesh

アルナーチャル・プラデシュの旅のお話です。
ブータンのすぐ東隣のアルナーチャルでは、蕎麦と納豆をぜひ見たい、食べたいと思っていました。 One of my interests in Arnachal Pradesh was to see and eat the buckwheat noodle and fermented soybeans.  We could try it at local house in Temban village and surprisingly it was very similar to the buckwheat noodle in Bumthang, Bhutan.

ガイドを通じて地元の人に聞きまわっていたときに、水野一晴先生の「神秘の大地、アルナチャル」(昭和堂)の該当ページのコピーを見せて、現地語で伝えられたのが役にたちました。

ず~っと言い続けて、やっと旅の最後のほうで、ユネスコ世界文化遺産の暫定リストに登録されているというテンバン村の民家(ホームステイの経営をしている家)で、念願の「納豆入りチリソースをかけた蕎麦」を食べさせてもらいました。

私たちがごちそうになったのは、手で作った太い麺です。
ふつうはこのような道具を使って作るそうです。
ブータンのブムタンの「プッタ・シン」(プッタ=麺にした蕎麦、シン=木または木で作った道具)にそっくりです!!
ちなみに、テンバン村では「チル・シン」(チル=押し出す)と言うそうです。
麺にした蕎麦のことは、プタンというので、言葉までブータンと同じです!

蕎麦作り道具 ブータンとそっくり

こうして押し出して蕎麦を麺にする、という説明

蕎麦作り道具を上から見たところ

粉唐辛子を溶いたソースには、かすかに納豆の匂いがしますが、言われないとわからないくらい。臭くはなかったです。
こちらがその納豆。まだ発酵がそれほど進んでいない状態のものに塩や香辛料を加えて潰したもののようです。薄く切って食べたらおいしかった。軽く炙って食べたらビールに合いそう。

納豆

その後、ボムディラの町の市場で、野球ボールくらいの球状の納豆を見ました。横山智先生の「納豆の起源」(NHK BOOKS)で、息子さんに写真を見せたら「象のウンコ」と表現した、という話はこのことでしょう。ビニールの外側からそっと触ると柔らかかったです。

市場で見た納豆(丸い玉)

蕎麦と納豆、そしてチーズ(チーズの話はまた後ほど・・・)。ブータンとのつながりを実感した旅でした。

 

ブータンの蕎麦、乾麺を料理してみました Bhutanese buckwheat noodle

ブータンのブムタン地方の郷土料理、プッタ(蕎麦)の乾麺があると聞き、3月の旅でさっそく購入してきました。
Bhutanese buckwheat noodle “Puta”  is now available in a convenient packet.  Cooked like with some scrambled egg, green leek,  chilli, pepper, and salt like Bhutanese traditional way, it was pretty good and tasty.
蕎麦なんて米がとれない地方の食べ物だと言われていたのに、健康ブームで脚光を浴びるのは日本と同じですね。

パッケージもいい感じ。裏側にはレシピもちゃんと書いてあります。

作り方が丁寧に書いてあります。ゆで時間はもう少し長い方がいいみた。私は7分茹でました。

茹でて水にさらしてから、それを好みの野菜やスクランブルエッグ、調味料で味をつける「焼きそば」です。レシピにはゆで時間は約2分とありますが、少しずつ食べてみながら時間を計ったら7分かかりました。

私はブムタンっぽく、シンプルにニラと卵、味付けは塩、山椒、トウガラシ粉でやってみました。ニラがよく合います。トウガラシはほどほどに。山椒をしっかり効かせて。

ニラ、山椒を入れるのが私のお気に入り

日本風につゆでも食べてみましたが、悪くないけど、ちょっと合わないなぁ。

クセがなく、しっかりした麺なので、いろんな食べ方ができると思います。
でもニラはやっぱりオススメですよ!

”本物のヤクのヨーグルト” チベットの旅でブータンを考える Real Yak(Ji)`s yogurt – Learning of Bhutan in Tibet

今年のチベットの旅を通じてブータンをあらためて考えなおしたのは、ブータンにとってとても大事な乳製品のこと。Milk,cheese, butter, dairy products are very important for Bhutanese people. I thought it came from Tibet in the past but I went to Tibet and found the way of using milk is totally different between Bhutan and Tibet.

ブータン人はミルクや乳製品なくしては食生活が成り立たない国で、私はずっとそのルーツはチベットから来たのだと信じ込んでいました。

けれどチベットに行くと同じように放牧しているヤク(←ヤクというのは雄だけですが、まぁ、ここでは分かりやすく・・・)のミルクを利用しているのに、その方法はまったく違っていました。

おもてなしのご馳走にも乾燥チーズ

例えばこれ、農家で振る舞っていただいたおつまみ、真っ白のもの、少し黄色い海綿状のもの、どちらも乾燥させたチーズです。

チーズを乾燥させている

これは庭先でチーズを乾燥させているところ。ちなみに、ここでは牛のミルクを使っていましたが、ヤクのミルクも同じように使います。

中央の一列、全部チーズ

町の店先には、サイズの違うチーズがこんなに豊富に売られていました。分かりますか?真ん中の列、奥のサラサラから手前のゴツゴツまで全部チーズです。粉チーズ状のものは、ツァンパと一緒に捏ねて朝食に食べます。

バターの大きさ、ハンパないです

ブータンでは料理にインド製の菜種油などを使うことが多く、バターは貴重品ですが、チベットではバターの大きな塊が売られていて、本当にバターをいっぱい消費していました。

”本物のヤクのヨーグルト”美味しい!

そして、チベットの乳製品で一番美味しかったのは「本物のヤクのヨーグルト」と嬉しそうにガイドさんが出してくれたこのヨーグルトです!牛のミルクを混ぜていない100%ヤクのヨーグルト、遊牧民から直接買ってくれました。バター分を取り除いていないので、色も濃くて味も濃厚です。ほんとうに美味しかったなぁ~~~。ブータンにもヨーグルト(チベットと同じ”ショ”といいます)はあると聞きますが、あまり作らないようです。食べたことあるかなぁ・・・記憶がありません。

ヨーグルトの食べ方

ヨーグルトをパリというパンに乗せて食べます。お手本を見せてくれているドライバーさん。ヨーグルトをいっぱい食べたいので私はパンの上に載っているヨーグルトばかり食べてしまいました。

ブータンの乳製品文化、チベット由来のものと、ヒマラヤ南部の土着文化由来のものと、実は両方混ざっているんじゃないかと感じました。チベット的と思っていたものが、すごくブータンの特徴があるものだと分かり、新鮮な興味が沸いてきました。

ブータンのサラダ「ホゲ」の作り方 Bhutanese salad Hogye

大きく切った野菜を入れて、ちょっとご馳走風にしたものがホゲです。ここではきゅうりをメインにしましたが、大根でもよく作ります。山椒がとても爽やかです。

 
<材料(2~3人分)>
きゅうり1本、ニラ1本、トマト半分、玉ねぎ1/4個、カッテージチーズ(サラダ用)30g、ショウガ ひとかけ、塩、粉とうがらし、粉山椒 各少々 続きを読む

ケワダツィ(じゃが芋のチーズ煮)レシピ How to cook Kewadatsi, potato & cheese

ブータン料理の「ケワダツィ」はじゃが芋(ケワ)を煮てチーズ(ダツィ)でからめた「ふだんのおかず」です。
ツアー中の食事にも唐辛子を少なくした「ケワダツィ」が必ず出されます。ブータンのじゃが芋はとっても美味しく、じゃが芋とチーズのコンビネーション、唐辛子のアクセントも絶妙です。
唐辛子の量はお好みで。風味程度に粉唐辛子少々、でもよいでしょう。
フレッシュな緑の唐辛子でももちろんOK!

野菜を唐辛子、チーズで煮るスタイルはブータン料理の基本です。
じゃが芋のかわりに、きのこ、キャベツ、ナス、なんでもOKです。

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