ブータン竹職人を訪ねて シェムガン県ズルフェ村へ

ブータンの竹ワッパを見て、どうやって筒型の竹を板のように加工するのか知りたくてブータン南部シェムガン県を訪ねたときの写真です。(2012年3月)見せてくださった方:ドイカさん
Pictures from my tour album in 2012, Zurphey village , Zhemgang district, Bhutan.

1本切れ目を入れる

外皮を剥いだら1本切れ目を入れます。

火で焙ると柔らかくなる

直火で焙るとだんだん切れ目が広がっていきます。

2人がかりで平に広げる

ゆっくり広げます。

使うのは手前の棒

竹の中央に細長く空いている穴、向こう側にも同じように空いています。そこに広げた竹をタテ方向に入れ込みます。

棒の穴に挿して丸める

ゆっくり巻いていきます。ここで慎重にやらないと割れてしまいます。

縫い合わせる
バターを撹拌するもの

縫い目もアクセントになって美しい。今日はバターを撹拌する道具を作って見せてもらいましたが、タッパーのように使う竹のワッパなど、さまざまなものを自分で作るそうです。

シェムガンはあまり派手な観光地ではなく、ツーリストはほとんど訪れないところです。でも、ブータンならではの文化が残っているとても魅力的なところです。